lanケーブルでハンスとは何か気になった人がいるとすれば、ある程度はケーブルの性能や規格について調べたことのある人でしょう。これは英語のenhancedの略であり、カタカナ読みするとエンハンスドで、強化されたとか改良されたという意味になります。lanケーブルにはカテゴリがあり、5とか6などの数値で示されていますが、中には5eとか6eとアルファベットのeが後ろにつけられているものがあり、このeがenhancedの略、つまりハンスを示しているわけです。意味からも分かるように、カテゴリ5eはカテゴリ5の改良版、強化版であり、基本的には通信速度が速くなっています。

ただしカテゴリ6よりは速くありません。5eは5と6の中間的な性能であると言うことができます。同じようなことはカテゴリ6と6e、7との間にも当てはまります。そして、コスト面でもこれは該当することが多いですから、カテゴリ6ほどの通信速度を持つlanケーブルまでは必要ないけれども、カテゴリ5ではちょっと遅いと感じられる場合に5eを検討してみることができます。

一応の注意点として、ケーブルは規格が高ければ高いほど良いというようなものではありません。当たり前のことですが通信速度はケーブルだけで決まるものではなく、契約している回線の速度とか、パソコンの性能によって決まってくる部分もあります。それを越えて高性能なケーブルを使っても意味はありません。