配線ダクトはその名の通り、ケーブルなどの線を通す為のダクトで、ケーブルを保護したり見栄えを良くするなどの目的があります。またケーブルにホコリがつきにくくなるので掃除が楽ですし、綺麗に揃えた状態で配線が行なえますから、ケーブル同士の絡まりが避けられます。配線ダクトは耐火性や自己消火性など、万が一ケーブルから火が出ても、耐えられたり被害が拡大しないようになっています。元々配線ダクトは天井に照明を取り付ける為の器具ですから、しっかりと固定できて落下にも強いといえますし、場合によっては天井に直接固定するよりも信頼性があります。

器具自体はそれ自体は目立ちにくい一方で、脱着や位置変更などは容易に行える機能性を併せ持ちますから、利便性が高く便利です。照明を取り付ける配線ダクトは様々な種類の照明に対応しますから、演出用途のギャラリーや美術館でも活躍しています。勿論、オフィスや個人宅でも活用できるので、どのように活用するかは自由でアイデア次第ですし、事例が豊富にあるので参考になります。近年は床に設置するタイプ、壁に取り付けて垂直にケーブルを這わせるタイプなども充実しています。

床タイプはフラットなものを選びカーペットの下に隠したり、壁間際に設置して配線をスッキリさせるのに役立ちます。一方の壁タイプは高いところの電線を目立たせずにコンセントまで引いたり、有線接続のlanケーブルを隠すのにも使えるので、配線ダクトは組み合わせ自由で活用の幅が広がります。